「桜井政博のゲームについて思うこと」桜井政博

桜井政博のゲームについて思うこと Think about the Video Games
元HAL研究所で、「カービィ」シリーズや「スマッシュブラザーズ」をつくっていたゲームデザイナー・桜井政博さんのコラムを集めた本。


ユーザーのことを第一に考えたり、自分の労力を苦にしない考えは非常に感心した。


がしかし、会社員のころを思うと、この手のクリエイターさんの文章にはプラスパワーをもらう反面、ちょっと心が痛くなることがある。
というのも、「だってそういうことが言えるのは、あなたの会社(立場)に余裕があるからでしょー」ということ。


「ゲーム制作はこうするといいよ」というすごく参考になる話が載っていたとしても、その方法をとることができる環境と、そうでない環境があるわけで。


もちろん、そういう有名クリエイターさんたちの言葉や文章は、どれもタメになるし、経験にもとづいた価値のあるものだと思うけれども。
とりあえず個人の意識はガンガン高めて日々がんばりたい所存です。