「ゾンビ −ドーン・オブ・ザ・デッド−」

ゾンビ ? ドーン・オブ・ザ・デッド 〜ダリオ・アルジェント監修版 [DVD]
超有名作。ジョージ・A・ロメロ監督の1978年作品。
いわゆる「ゾンビ」という存在が一躍メジャーになった映画で、「バイオハザード」シリーズ大好きな私に、師匠(仮名)が「バイオハザードが好きなら見ろ!!」と、DVDをつきつけてきた。
映画は本当に素晴らしかった!ゆらゆらとおぼつかない足取りで、しかし疲れることも諦めることもなく、数を増やしてゆっくりと襲いくるゾンビの恐怖。ゾンビにやられると自分もゾンビ化するという恐怖。仲間でもゾンビ化したら殺さなければいけないという恐怖。たんなるクリーチャーとしての恐ろしさではなく、人間心理の怖さを感じる。
劇中、人間同士が生き残るために争うシーンは、正直ゾンビを相手にしているより醜かった。それにこのバージョンの編集は、開始早々ゾンビ登場で、終わり方もバッサリ。これがいい。ホラー映画で余計なシーンは要らんわ、ということで余計な前後がないところがまた良い。
そんなわけで、28年前の名作に触れて大変感激したわけだけれども、「バイオハザード」シリーズやりこみ人間の私としては、劇中でゾンビ相手にモタモタしている登場人物たちが歯がゆくってしょうがない!「頭だ!頭を狙えー!」「頭がダメなら足狙え!スネ撃って倒してから確実にトドメを刺せ!」「弾が惜しいから接近戦なら鈍器使え!もうその猟銃の握りで殴っちゃえよ!リロードしてっとやられるぞ!」「ゾンビは目で探すな、耳で探せ!!」ついつい、映画を見ながら叫んでしまいましたよ。
私は射撃が苦手なので、あまり頭は狙わずに(ヘタに頭を狙って撃って外すと、ゾンビに気づかれて厄介)、あえて足を狙って倒してから、落ち着いて頭をつぶすプレイスタイルなのです。
あー、バイオハザード4、またやりたくなってきたなあ。すでに9周したくせに。