「初ものがたり」宮部みゆき

初ものがたり (新潮文庫)
移動中に読むなら、宮部みゆき
読みかけの短編集「地下街の雨」の続きを読もう…とワクワクしながらバッグを覗いたら、「地下街の雨」がなく、その代わり(?)「初ものがたり」が入っていた。どうも、「『地下街の雨』を実家の廊下に置き忘れる」「何気なく『初ものがたり』をバッグの奥底に入れておいた」ということらしい。


続き読みたかったなあ…とちょっとガッカリしながら読んだら、「初ものがたり」面白い!
舞台は江戸時代ながら、中身はまるっきりミステリ〜。宮部氏独特の、細かな、温かみのある江戸風俗の描写も良い。1話1話分かれているけれど、登場人物は引き継いでいて、謎もなかなか明かされず、ああ続きが読みたい…!と思ったところで「掲載雑誌休刊により休止中」…。
ええ〜〜っ!