「河童の三平」水木しげる

kkato_sp2007-04-30

てっきり河童の三平が活躍する話かと思いきや、河童似の三平が活躍する話だった。
序盤は三平が河童やタヌキや死神と、ドタバタを繰り広げているが、中盤からスペクタル巨編になり(古書店浪漫堂店長いわく「ロードオブザリング並み」)、終盤はなんだかしんみりな終わり方。


物語・登場人物ともに自由度が高く、読んでるこっちもドタバタだ。
突拍子もない出来事が次々と起こるけれど、水木御大独特のテンポで話がひょうひょうと進んでいく。いやー、ホント不思議な話だ。


個人的には、死神の戦いに大爆笑。
死神(写真参照)が本気で怒ると、なぜか着物の裾がフワ〜ッとまくれ上がり、フンドシがまるみえ。でも本人はかなり本気。