電脳コイル

電脳コイル 第1巻 限定版 [DVD]
NHKで放送されていた全26話のアニメです。周囲の人がみんな「おすすめ!」というので、以前再放送を見ていたのですが、HDレコーダーに録っておいたデータが1話分消えてしまったため、へこんでそのまま見ずにいました。が、DVDをお借りしたので再度チャレンジ!わりと一気に見たのでどっぷり浸れました。いやーよかった。


電脳コイルの舞台は2026年の日本、神社や畑など懐かしい風景と、開発が続く駅前といった、新旧混ざったごく普通の地方都市が、色合い抑えめに描かれています。
この世界では「電脳メガネ」を使って、電脳上でPCを使ったり、電話をかけたりと、攻殻機動隊やらSF映画でモチーフにしてきた「電脳の世界」を、ごく普通の日本、しかも小学生の世界で扱っています。そんな子供たちが使っている電脳アイテムは駄菓子屋で買ったりするのですが、メガネからビームを出したり、中空に突如壁を出現させて身を守ったり、おフダで戦ったり、電脳世界だけのペットを飼ったり…と、子供ならずともワクワクします。電脳アイテムを持っていると管理局のロボット(のようなもの)が襲いかかってくるので、管轄の違う神社等に逃げなければいけない…なんていう放課後、うわー楽しそう。
とはいえ会話にコンピュータ用語や物語の専門用語が山盛り出てくるため、内容はかなり難解です。後半では電脳世界の事件が、意外と精神論だったのは残念でしたが、オープニング&エンディングの歌といい、キャスティングといいいろんな面からも完成度が高いです。特に主人公のヤサコの声がすごくかわいくて好きでした。「優しい子」でヤサコちゃんなのですが、本当に優しい声でデレデレしました。


ただ小学生ばかりのアニメなんですが、思わせぶりというか、セクシャルな要素がチラチラ見えていて、あざとく感じてしまいました。いや、セクシャルなのは良いいんです。ただもちっと隠した方が、受け手が想像する分、よりエロくて楽しかったんじゃないかな?という気持ちで。
小説版も一緒に借りたので読んでみます。