真夜中の弥次さん喜多さん

えーとホモの弥次さんと喜多さんが、お伊勢さんまで行くお話。時代劇とは名ばかりで、何でもありのキテレツ映画。劇中、ヤク中の喜多さんがよく幻覚を見ているけど、映画見てるこっちもバッドトリップみたいな映画。好き嫌いが分かれると思うが、私は大好きだ！！！うわべのナンセンスギャグの下にある構成は絶妙だと思う。

弥次さん役の長瀬智也と、喜多さん役の中村七之助、えらい。あの芝居をこなしてた。他の大人計画の役者さんとかなら、こういう芝居はまかしとけ！って感じだけど、主役のヤング２人もやってんじゃん！できんだ！って感じで。甘く見ていてホントすいません。
七之助のお父さんもすごかったな、中村勘三郎。どんな撮影現場だったんだろう。カチンコ鳴った瞬間に、みんなあんなテンションになるんだろうか。ああ気になる。

それはさておき、弥次さん喜多さんがホモカップルだからこそ、人間愛を感じた。おおげさか。いやしかし、あんなテンションの高い愛は、男女間じゃ無理だ。