「少女パレアナ」エレナ・ポーター 村岡花子/訳

古書店浪漫堂の店長に、顔を合わすたびに「早く読め」と薦められていて、『課題図書』と言われていた1冊、やっと読んだよ。
ハウス名作劇場でいうところの「愛少女ポリアンナ」。このアニメは見ていなかったので、どんな話なのか、予備知識はなし。ただ、「よかった探し」という言葉だけはなぜか知っている。正直「よかったよかったって、うるさいんだよ」と良い印象ではなかった。
不幸な境遇のパレアナはすごい勢いでよかったを探していく。最初のうちはそのハイテンションについていけず、「なんだ、この子は!?」とうろたえたものの、読み進むとその思考がわかっていく。パレアナのおかげで、町の人たちがどんどん幸せになっていく。が、しかしパレアナには大きな不幸が。えっ、そんなヘビーな出来事が?
ただのハッピーなストーリーだと思っていたので、終わりの展開にはびっくり。でもそれが泣けたなー。美容院で半泣き。おそるべし、ハウス名作劇場…。