PS2「雨格子の館」日本一ソフトウェア(開発・フォグ)

雨格子の館

雨格子の館

推理アドベンチャー。作中に登場する架空の推理小説は思いっきり金田一耕助シリーズのパロディで、原作金田一好きとしてはニヤリニヤリ。
ゲームの内容は、7日間のあいだ、1日1回行われる見立て殺人の謎を解き、事前に凶器を排除したり被害者を守ることで、殺人を未然に防げるというもの。証拠さえ集めれば、規定の日数がたたなくても犯人を挙げてもいい。しかしうっかりすると自分も殺される。
シナリオにしたがって選択肢を選ぶという、プレイヤーが受身なタイプが多い中で、これはプレイヤーが自主的に犯行を妨害したり犯人探しができるのがユニーク。がしかし、インターフェースがわかりにくいのと、捜査可能な時間がシビアなため難易度が高い(何度も遊ばせるのを想定しているんだろうけども)。
個人的には主人公が超ビビリでずっと「怖い怖い」と言いまくりだったのもちょっと…。主人公は没個性がいいなあ。2周やったけどまだバッドエンディング。生きて帰りたい!犯人誰!?


ところでこのゲームで一番面白かったのは、殺人を防げなかった時に、殺人現場を見て謎がわかり、思わず「しまったあー!」と市川崑金田一ばりに叫んでしまったこと(ちなみに原作金田一は「しまったあー!」とは言わない)。
「私が推理できなかったせいであの人が殺された…」と、依頼人をみすみす殺されてしまった探偵の気分をどっぷり味わえた。いやー、悔しいやら申し訳ないやらで。



流行り神 Revenge 警視庁怪異事件ファイル

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ところで「流行り神」の続編でないかなー。