「ぼんくら 上・下」宮部みゆき

ぼんくら(上) (講談社文庫)ぼんくら(下) (講談社文庫)
深川のある長屋の店子に次々と起こる事件に、のんびり屋の同心が乗り出すというお話。登場人物がユニーク。芝居がかっていて、そのままドラマにできそうです。
ところで。江戸もので、人情味あふれ、でも謎があって、マンガみたいなユーモラスな登場人物が出てくるという点で宮部みゆき作品と畠中恵作品は似ていると思うのですが(作品によっては妖怪や怪異が出てくるところも)、宮部みゆきは江戸描写が地に足がついているように感じるのにくらべて、畠中恵の方は調べて書いているような感じがします(ファンの方すいません)