「ラッキー嬢ちゃんのあたらしい仕事」高野文子

ラッキー嬢ちゃんのあたらしい仕事 (Mag comics)
古本浪漫堂で見つけ、迷ったあげくに購入。
「これ買うわ」と言ったら店長が「えっ!」と驚く。売り物じゃないのを混ぜちゃったのかと思ったら、「娘を嫁にやる気持ちだ」とのこと。ああ、超お気に入りの本なのね。「じゃあ買うのやめるから、しまっておいたら?」と言ったら、「いい人に買われて良かったね…」と、しみじみした顔でレジを開けだした。なんだ売ってくれるのか。なんなのその複雑な親心。
高野文子さんの絵については、「るきさん」の時にも語りましたが、やわらかでそれでいて意思のあるタッチ!また今回はストーリーマンガなのですがそのカット割りのすばらしさ。セリフの時代っぽさもたまりません。「君がてんでなってない女の子だったらよかったのに」とか。マンガというより、古き良きかわいらしい映画を見たようです。