「花神」蔵六とイネの肖像

司馬遼太郎の「花神」。以前借りて読んだものの、長州をなんとなく把握したのでまた読み返そうと思い、古本浪漫堂の店長に頼んで、古本で文庫版を集めてもらいました。「花神　上」を開いたら、目次のところに、主人公の村田蔵六（大村益次郎）の肖像画を印刷した紙と、同じく登場人物であるシーボルトの娘・楠本イネの写真を印刷した紙が挟まってました。
最初、パラっと開いた時には、白黒写真が挟まっていてびっくりしたけど、村田蔵六の肖像の脇には、女の子らしい丸い文字で「村田蔵六」と記入してあって、なんてかわいらしい…。どんな女性がこの本を読んだのかしら…と、古本らしいロマンを感じたのでした。