ハプニング

シャマラン監督作品は好きです。あれこれ言うな！感じるんだ！
細かいことはともかく「やりたいことが明確」であるのが見ていて面白いです。前知識なしで（というかシャマランという偏見も持たず）見たのでどんでん返しが超楽しめた「シックスセンス」「アンブレイカブル」、そしてなぜか宇宙人が怖いので劇場で半泣きになった「サイン」なんかも楽しかったですねー。「なんで『サイン』が好きなんだ！」と怒られたこともありましたが、私はサインはホラーとして好きなんですよ。襲い来る宇宙人……こえー。

で、今回見た「ハプニング」なんですが、シチュエーション・ホラーといった感じでしょうか。次々と、原因もわからぬままに人々がどんどん自殺をしていく恐怖。遠くに横たわる数々の死体、木々からぶら下がる死体、等々、とにかく画が怖いです。禍々しい。
そして移動手段もままならないまま、集団で避難しなければいけない恐怖。私はこれもまた怖いですねー。いつなんどき、自分たちだって災害とかで避難するハメにならないとも限りませんからね。以前、阪神大震災で電車が止まった時に、あわや１人で兵庫県から大阪駅まで歩いていくはめになりそうだったことがあり、以来、災害や避難、といった言葉に恐怖があります。

というわけで人が持つ恐怖心をツンツンつっついてくれるシャマラン監督には、大作という縛りではなく（大作だとみんなが文句言うから…言う気持ちもわかるけれども）、自由に映画を撮ってほしいなあと思う次第です。