ウォンテッド

Wanted
主人公はダメダメなルーザー・サラリーマン。生き別れの父親が実は凄腕暗殺者で、突然あらわれたアンジェリーナ・ジョリー(と仲間達)にボッコボコに鍛えられることに。しかもこの集団は超常の能力を持っており、弾丸を曲げて撃てたり、常人を超越した身体能力を発揮できたりする…という、男子あこがれのストーリー。
私はこういうトンデモ系は好きですし、アクションも雰囲気も良くてゴージャスだったのですが、なぜだかいまいち好きではありませんでした。まあ好みの問題なんですが、トンデモ系(楽しむところ)とは別の意味でツッコミどころがたくさんあって、気になって仕方ありませんでした。ネタばれなので以下白文字で→

・主人公が暗殺者になる理由として「負け犬生活に嫌気がさした」という気持ちがあるのだけども、といってもホワイトカラーだし(きれいなオフィスで働いている)、本人が仕事できなくて気弱なので、自業自得。周囲のせいでうまくいかないのなら同情できたけど…。
・主人公が凄腕暗殺者になるのに6週間。はや!いくら不思議な温泉パワーとはいえ。時間経過はナレーションで「6週間後」と言うだけだから、「6ヶ月後」でも良かったのでは。
・「1を殺して1000を助ける」というポリシーの集団なのに、1人殺すために列車まるごと乗客もろとも谷底に落としていた。リーダー以外は「正義の暗殺」だと思って働いていたのでは?
等々、まだありますが略。どれも些細なことなんですが、見ていて「あれ?」と積み重なってしまい…。自分でも珍しいのですが。「超常の力で弾丸を曲げる」とか「漬かると傷が治る温泉」なんて、そういうオモシロ設定は平気なのに、上記のようなことが気になってしまいました。


また今回、アンジーのかっこよさがピックアップされていますが、私の感想は「アンジーかわいい!」です。特に主人公が「どけよ」と言った時に、からかうようにニヤニヤした後、にこっと笑ってちょっと肩をどける仕草がかわいい!意外と声が高いのもかわいい。ただ、むちゃくちゃ力を入れる時に口をすぼめるのはほどほどに!口の上におばあちゃんみたいなタテジワができちゃうよ!