鴨川ホルモー

鴨川ホルモー
映画の方です。友人へっぽこさんに「加藤さん好きそう!」とお誘いいただき、見てきました。かなり面白く、好印象な映画でした。映画の内容を全然知らない状態で見に行ったのですが、知識がない方が登場人物と一緒に「ホルモー?ええー何それ…(失笑ののち)え、マジで!?」とびっくりできるので楽しいと思います。
というわけでネタバレしないように書きますが、現代の京都を舞台にしたファンタジーです。構成やテンポがよく、たるむシーンがなくて全編気持ち良く見ることができました。かなりアホな内容ですが、出演者は楽しそうに演じていて、見ているこちらもハマって見れます。特に主演の山田孝之は、ドロ臭い大学生を、マンガチックなんだけど、実際にいそうな雰囲気で演じていて、すごく器用だなあ〜と感心しました。かなりオバカでとっぴょうしもないお話なだけに、もし主演が彼よりももっとスマートな雰囲気の人だったり、演技力のない役者さんだったら、見ている方もちょっと照れてしまったかもしれません。
他のキャストも、端役も、カタキ役もさわやかで憎めず好感が持てました。ただ、みなさん今時の大学にいそうな雰囲気だったのに、地味な女の子役の栗山千明が明らかなカツラだったのが残念。地毛でボサボサだったら(自然なもっさり感だったら)もっと良かったのに、あの黒髪を切るわけにはいかなかったのでしょうね…。


余談ではありますが、劇場の雰囲気も良くて、お客が遠慮なく笑える雰囲気だったのも良かったです。場の雰囲気ってありますよね。家で1人で見ていたらまた違ったかもしれません。ラッキーでした。
舞台が京都で、登場人物も着物や浴衣が多いので、海外で人気が出たらいいなあ…と要らない期待までしてしまいます。