ウォーロード

kkato_sp2009-05-17

ジェット・リーアンディ・ラウ金城武という何とも豪華な3人が共演しています。3人とも好きなので大興奮で見に行ってきました。しかし感想を書こうと思ったらbanさんが熱くそして長く語っており、ほとんど私の言いたいこととかぶっているのでもうコチラでも読めばいいじゃない!(かぶった帽子を地面に投げつけながら)


でもつらつらと書いておきます…。中国清朝(19世紀末)の戦争映画で、3人の男がそれぞれの目標に向かって戦場で戦い、運命に翻弄される物語です。卑怯なところもある野心家ジェット・リー(長兄)、盗賊の長で義理堅いアンディ・ラウ(次兄)、二人の間で揺れる金城武(末弟)の3人が義兄弟の契りを結び、運命共同体として何度も戦をくぐり抜け、そして次第に3人の目標がずれていき、悲しい結末を迎えます。
とにかく戦争シーンの迫力がものすごく、大勢の兵士や馬がくんずほぐれつで戦う場面は、同じ時期に公開されているレッドクリフ2よりも地に足がついた感じでした。また全体的にもこちらの方が皆さんヒゲぼうぼうの泥だらけで、リアルで重厚に感じました(レッドクリフも好きですが)。
レッドクリフといえば孔明役の金城武は、本陣の奥でまぶしそうに微笑んでいましたが、こちらの映画では末っ子ポジションなため、戦ではいつも切り込み隊長。雄叫びを上げながら最前線で血まみれになって戦っていて、そのギャップが面白かったです。
また事前にチラシを見て、「清朝の帽子(キョンシーが被っているアレ)は、アンディ・ラウ金城武の魅力をもってしてもかっこよくならないな…」とつぶやいていたのですが、とんでもない!実際に映画を見たら、あの帽子をかぶっていてもアンディ・ラウ金城武はかっこよかったです。ただ2人の弁髪姿が見たかったのに、アンディ・ラウは伸びちゃった弁髪(坊主風)で、金城武に至っては一回も帽子を取ることはありませんでした。残念です。
ストーリーは、一部重要な戦のシーンをスキップしたりとやや荒い部分があるのですが、それでも戦争シーンの迫力と、この3人の熱演はファンなら必見かと思います。


ちなみに今回載せた写真は、劇場でもらったポストカードです。かっこいい。