津軽

kkato_sp2009-11-01

レンタカーを借りて、青森市街と津軽方面の観光へ。
青森市街では青森県立郷土館(こういう地味な博物館が好き)、棟方志功記念館を見てから、太宰治の生家「斜陽館」がある五所川原市の金木(かなぎ)方面へ向かいました。まず斜陽館の斜め向かいにあるお土産物屋マディニーで昼ごはんとして太宰らうめん。まさかこんなガイドブックに載っているそのまんんまな物を食べるとは思いませんでしたが、このあたりって意外とお店がやってないんですね…。東北のラーメンが食べたい!と道中、ラーメン屋さんを探していたのですが、日曜日なのでお休み(!)も多く、結局太宰らうめんになりました。煮干しのダシのあっさりスープに、具はみじん切りのネギと筍と、変わったラーメンでした。あっさり系好きなのでおいしかったですよ。夫は「津軽」にも出てくるカヤキ(貝焼き)も食べていました。「これがあの蟹田のSさんが出してくれたカヤキだ!」と喜びながら…。
で、斜陽館へ。太宰の実家・津島家が手放した後旅館になり、さらにその後金木町が買い取り、現在は観光名所になっているという建物なのですが…行く途中で私も夫も「どうして『斜陽館』なんだろうね?」ということが気になって仕方ありませんでした。私は太宰作品の中で「斜陽」が一番好きだけれども、斜陽の舞台は伊豆と東京だし、そもそもいい意味の言葉ではないのに。
いざ入ってみますと…太宰の実家がお金持ちだということは、さんざん本なんかでも出てくるので知ってはいたのですが、その想像を超える豪邸でした!!1階は和風。仏壇、欄間、ふすまなんかの趣向がとにかく豪華。蔵もたくさん。2階は洋風でこちらも立派なたたずまいです。東北の小さな町にこんな豪邸…太宰もひねくれるはずだ(?)と思いました。もっと普通のお宅に生まれていたら、彼ももっと素直な青年だったかも?なお2階の一部屋のふすまの書に「斜陽」の文字があり、そこから斜陽館となったようです。納得!


その後、五所川原市立佞武多(たちねぷた)の館へ。実は行く予定はなかったんですが、斜陽館で他の観光客が「立佞武多すごかったねー」と言っていたので急遽寄ることに。
これが正解!ねぶたと言っても地方によって異なるらしく、五所川原のねぶたは「たちねぷた」、ビル7階建てくらい高さがある物なのだそうです。この立佞武多の館ではたちねぷたの展示をしていて、高い場所から見下ろせたり、ライトアップされたりと、かなりの大迫力でした!!しかもこの建物、ねぷたの制作場所もあったり、なおかつお祭りの時期には、ビルの脇が開いてそこからたちねぷたが出動するそうです!巨大ロボットアニメの秘密基地みたいでかっこよすぎる…!!


なおこの日は、日本シリーズ(日ハムvs巨人)第2戦。でも泊まった旅館のあたりではフジテレビ系列が入らないらしく、中継を見る事ができませんでした…。携帯で速報サイトを見てました。ダルビッシュが投げるところ見たかったなあ〜。