竜飛岬

kkato_sp2009-11-02

今日は竜飛岬方面へ向かいました。
が、しかし!この日は全国的に気温がグッと下がった異常な日で、海辺なんて尋常でないほど寒かったです。北海道民が寒さにひるんではいけないとは思いますが、我々も冬装備ではなかったので(むしろ北海道仕様の冬コートで行ったら恥ずかしいかもしれないから、あえて秋っぽい格好をして行ったくらい)、すっかり寒さにやられてしまいました。
まずは小泊(こどまり)。太宰治津軽」のクライマックス、幼少期に育てられた子守の「たけ」に会いに行くけれど、なかなか会えない…というハラハラなシーンの舞台です。「津軽」って子供の頃、この小泊のくだりだけ教科書に載っていたんですが、子供心に全然理解できてなかったんですよ。「知り合いに会えてよかったねえ」くらいの感覚で。でも大人になって、子供の頃住んでいた場所を見に行ったり、人に会いに行ったりする気持ちがわかってからは、しみじみ感動ですよ。そんなわけで小泊の「小説「津軽」の像記念館」に行ったんですが、休館日でした…。


小泊を出た後は青函トンネル記念館、竜飛岬と回り、お約束の階段国道へ。階段なのに国道という珍スポットなのですが、階段部分の風景はよく本で見ていたものの、あの階段に行くまでに民家の隙間の細い道を通っていくんですね(写真参考)。車はおろか、人だって数人並んで歩けないのに、ちゃんと「国道339号線」の青い看板が。アバ(おばあさん)が荷物を背負って歩いてましたよ…。


なおこの後、青森駅に戻る途中の畑で、野生の日本ザルが群れで落ち穂を拾っているのを発見しました。野生のサルなんてすごい!と夫と興奮していたのですが、地元の人にしてみたら、札幌の郊外でキタキツネが見られるくらいの感覚なのかもしれません。