ロバート・ダウニー・Jr.の「シャーロック・ホームズ」について

ホームズ好きとして、数ヶ月前にこの映画を撮影していると情報を聞いた時は「ヤッター!」と喜んでいたのですが、キャスティングを聞いて「アレ?」と。ホームズがロバート・ダウニー・Jr.で、ワトソンがジュード・ロウ。イメージが違うけどどういうことだろう…ちょっとヤングなホームズなのかな…と思いつつ、予告編が出てきたので見たら派手なアクション映画になってました。監督はガイ・リッチー、製作はジョエル・シルバーだそうで…今はもう「ああー」(渋い顔で納得)。
まったく別物として楽しめばいいとは思いますが、アクション映画はアクション映画でも、「リーグ・オブ・レジェンド」とか「ジェヴォーダンの獣」とかと同じ、B’(ビーダッシュ=A級とB級の間くらいの)アクション映画の匂いがします。いや、こういう映画大好きで、劇場まで見に行きましたけどね。


ところでこの映画、細面で黒髪オールバックの、いかにも冷徹そうな敵が出てくるのですが、その人がすごくホームズにイメージぴったり。
リリー・フランキーが著書で、実写版「ルパン三世」の目黒祐樹(ルパン)と田中邦衛(次元)を見て、邦衛に「代わってやれ。お前の方がまだルパンに近い」という名言(?)を残していましたが、今の私も同じ気持ちです。「そこの敵の人、代わってやれ。あんたの方がホームズに近い」と…。

しかし口ひげを生やしたジュード・ロウは、やさしそうな雰囲気が意外とワトソンっぽいです。私がワトソン好きだからかもしれませんが。