40分

先日、私は大変頻繁に道に迷う、というような事を書きましたが、では日常生活ではどうしているのかというと、どうしても時間に遅れてはいけない場所に初めて行く時は、普通の所要時間+余裕(5〜10分)の、さらに40分前に家を出ます。
私が就職活動をしていたのは、氷河期と言われ始めた頃だったのですが、その当時はインターネットなど普及していませんでしたから、会社の情報は郵送されたパンフレットか、実際に会社見学に行くかでした。会社見学が妙に好きだった私は、かなりの数の企業を見に行ったのですが、その時に編み出したのがこの40分です。道に迷える余裕が30分だと足りない。でも1時間だと時間が余りすぎてしまい、夏の炎天下で時間をつぶしているとスーツが汗だくになってしまう…ということで40分でした。以後、打ち合わせや取材でも40分ルールで動いております(もちろん行ったことがあるだとか、わかりやすい場所だと40分も迷いませんが、それでも少しは迷うところが悲しい)。


例えばホルスタイン・マガジン社さんに、まず取材ではなくリサーチ的に雑誌を買いに行った際、本来は徒歩20分のところ1時間半迷いました。これはアポなしだったのでセーフ(自分はダメージを負いましたが)。2回目は取材で伺うことになり、前回と道が違うこともあり、所要時間に40分足しておいたところ、ちょうどの時間に到着しました。
というわけで40分ルールのおかげで、致命的に道に迷う私でも、一応問題なく社会生活が送れています。
ちなみに車に乗るようになった最近のテーマは、「車で初めての場所に行く時は、何分迷う時間を持てばいいのか」です。車だとさすがに40分も要らないのですが、15分では足りない、20分でも物足りないので、30分くらいかなあ…と思っています。この点は今後突き詰めていきたい所存です。