SPIRIT

「ジェット・リー好きなのに見てないの？」と言われ続けていたため、近所のレンタルショップで探したのですが見つからず、置いていないのか…とあきらめたら、新作ハムナプトラ３コーナーの横にジェット・リーのコーナーができており、そこに置いてありました。ナイスだ店員。

さて映画ですが、武術家である主人公は、前半は最強ゆえに調子に乗りまくり。しかしその驕りのせいで悲劇に見舞われてしまい、その悲しみを乗り越え、国を憂う武術家と成長します。
前半の傲慢なジェット・リーの、「調子に乗った若造」という役どころはいまいち彼に似合わず…やっぱりジェット・リーは悲しい顔をして戦うのがかっこいいので、後半の（成長した後の）ジェット・リーをもっと見たかった。
戦闘シーンは全体的に多めだったので、アクション映画としてお得感はあるのですが、エフェクトにＣＧを多用しているわりに見ていて合成に違和感があったのが残念です。高いやぐらの上で戦ったり、さまざまな武器を使ったりと、まるで男塾といった感じは好きですが。派手でしたし、ケレンの強いアクションが好きな人は楽しめるかと。
それにしても、キャストもスタッフも、アクションの内容も良い方だと思うのに、映画全体としては平凡というかぼけた印象があるのが残念です。