アバター

The ART of AVATAR ジェームズ・キャメロン『アバター』の世界 (ShoPro Books)
3Dアバター見てきました!
映像はかなりキレイでしたね。3Dであることを除いても、画質の高さとCGのクオリティはすごかったです!ただ、ストーリーはかなりテンプレで、何のひねりもなし。これはかなり寂しかったです。
惑星パンドラの原始的で幻想的な美しさと、侵攻する地球人のSF的な飛行機やロボットのかっこよさには燃えました。特に地球側の2足歩行ロボットはちょっと汚れてて渋い!これの乗り手を主人公にした映画を1本作ってほしいくらいです。初期ガンダムみたいな、ヒロイックではなく一軍人の悲哀を描くようなストーリーで…といろいろ妄想してしまいました。


3Dに関しては、立体的に見えるレイヤーが何層かあるという感じで、自分の前に飛び出してきた!というほどではなかったのですが、それでも全体的に立体感があるのと、前述の高画質のおかげで質感はリアルでした。
とはいえ、上映時間が2時間42分と長かったため、見終わった時には疲労困憊。友人と3人で見に行ったのですが、「お尻が痛い!」「目が痛い!」「酔いそう!」「3Dメガネがムズムズする!」「3Dメガネで鼻が汗びっしょり」「自分の頭が大きいから3Dメガネでアイアンクローされてるみたいだった(実際、メガネを外したら跡がクッキリ)」と、それぞれ苦痛を漏らしていました。3Dの映画はこの環境の悪さやエンタテインメント性を考慮して、上映時間を1時間半くらいにして(それで制作費を抑えて3Dメガネレンタル代300円をなくして)、なおかつ3Dメガネのつけ心地の悪さをどうにか改善してもらえないでしょうか…。


また余談ではありますが、頼りがいのあるヒスパニック系の女性軍人が登場するのですが、「こういう役どころってミシェル・ロドリゲスだよな〜」「ミシェル・ロドリゲスっぽい女優さんだな〜」と思っていたら、よくよく見たら本人でした。これには友人2人もまったく同じことを思ったようで、3人で「本人かよ!」と内心でつっこんでいたようです。なんというか、ミシェル・ロドリゲス役をミシェル・ロドリゲスが演じているという感じの役でしたね。でも今回の役はすごくいい人だったので、いつもの「怖っ!」という感じがなく、思わずホレそうなステキな女性軍人っぷりでした。