わんこそば、芭蕉

2005年の旅行日記を転載中。中尊寺の近辺。芭蕉に思いを寄せる。ぬるくてすみません。

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「わんこそば」

中尊寺の駐車場の横にある食堂にて、わんこそば。


注文していた師匠(だんな)は
「これちょっとした罰ゲームじゃないのか」
と言っていた。

空いていたので、食堂のおばちゃんが笑いながら
「1杯ずつ入れてあげようか」
と言ってくれたけど、師匠は恥ずかしがって断った。


そして、自分でひとくち食べてはそばを注ぎ、
ひとくち食べてはそばを注いでいた。


いみねえー。
なんのためにいっぱいお椀があるんだろう。

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「夢館」

中尊寺の横に夢館(ゆめやかた)という施設がありまして。

こちらです。

いわゆる「パラダイス」の一種かと思いきや。


館内では奥州藤原三代の歴史が、
ロウ人形で再現されている。

このロウ人形が、豪華!!!
毛のいっぽんいっぽんまでがちゃんと生えていて
肌のシワまで再現されている。

館内撮影禁止だったので、
ちゃんとした写真がないのが残念。


こんなにすごいロウ人形は見たことがない、
というくらいすごいのに、
館じたいは、なんというか…
バブリーな匂いがするので
普通の観光客はなかなか入らなさそう。
私は義経が好きだったので、面白く見たけれど。

1枚目写真は、義経の八艘飛びのシーン(だと思う)。

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「夏草や」


松尾芭蕉が好きで
本も数冊もっているけれど
あまりくわしくない。


それでもやっぱり
「夏草や  兵共が 夢の跡」と
詠んだ高館から北上川を眺めると
しみじみ……。


2枚目の写真は前述の「夢館」の
出口付近にぽつんと置かれていたロウ人形。

芭蕉と、弟子の曾良
顔、濃いなー。

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現在のコメント…以前、芭蕉が気になってこの本を買って、蕪村はいらないのに…と思って10年たったら蕪村の方もいい!と思えるようになった。加齢って素敵。

竹西寛子の 松尾芭蕉集 与謝蕪村集 (集英社文庫)

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